東京のむごい虐待の事件。
心から出血しそうなほど胸が痛みます。
関連ニュースは、どれだけヒドイ親だったか、それと、むごいノートの内容。
そればかり。マスコミが何を目的に報道してるのか透けて見えるね。
「ヒドイ親、極刑を」という怒りを煽ることと、「子供が可哀想すぎる」という哀れみを煽ること。
もうたくさんです。
知りたいのは、どうしたら同じ被害を繰り返さないように出来るのかって事です。
行政?法律?
そこは専門家たる立場の人たちに今度こそしっかり議論・法整備してほしいところです。
でも、個人レベルでできることを模索しています。
行政が悪い・法律が悪い・社会が悪いと知らん顔できる限界を超えました。そうやって誰かのせいにしている限り、何も変わらない。社会を作る1分子としてもう、「自分の事として」考えていかないとなりません。自分が変わることで、周囲に伝搬させていくしかない。地道すぎると思えるけど、愛の伝搬力の早さをワタシは信じています。
もし、街で虐待らしき場面に遭遇したらどうアクションすればいいのか?
勇気を出して親を咎めることができたとして、きっと「躾のため」と言い訳するであろう虐待親は、帰宅後にまた子供でうっぷんを晴らすのではないですか?だとしたら逆効果になってしまいます。
もっと効果的に虐待をやめさせるにはどうしたらいいんだろう。
そもそもどうして虐待したいのか?
人は知らず知らずに足りないモノを補います。虐待で補うモノはなんですか?
再婚家庭における連れ子の虐待数の増加は何を意味してるのですか?
「旦那に嫌われたくない」
でしょうか。あなたが幼い子を連れて離婚したとき、「なんとしてもこの子を守る」と決意したはずです。だから優しく頼もしいご主人と出会い再婚を決めたとき、連れ子まで愛する約束をとりつけたはずだと思うのです。
なのに、いつから・・・歯車が壊れてしまったのですか。
連れ子に厳しくすることがご主人への忠誠ですか?いつから連れ子は生贄になったのですか?
ご主人と連れ子、この三角関係の中であなたも本当に大変な想いをしているでしょう。
でもあなたしか見方のいない環境で、連れ子も必死で生きようとしています。生きるためには親に気に入られないと成らないからです。
本来、子供は無限の可能性を秘め、親のモノサシなどにはかれない大切なメッセージを持って生まれきます。ところが再婚家庭の連れ子は、自分を殺し、親が喜ぶ人物像をたどたどしく描き、そこに沿うように頑張っているのです。
目を覚ましてください。見方はあなただけなのです。
連れ子ともども再婚したご主人へ
血の繋がっていない子を可愛がることは難しいものなのでしょうね?でも考えてみてください。血の繋がっていても子育ては大変なものです。子育ての最初の一歩は「子供は自分の持ち物ではない」と悟るレッスンから始まります。
血縁があろうがなかろうが、子供は大人と同じく尊厳を持ったひとりのニンゲンです。もっとお勉強が出来る子に・もっとスタイルのいい子に・もっともっと。そんなあなたのコントロール下に置くことはできないのです。血縁があろうがなかろうが、です。
もう子供をどうにか変えて育てようとするのはあきらめてください。無理なんです。
あなたも、あなたの親にそうやって育てられたことでしょう。
自由のない子供時代。あなたの夢はなんでしたか?荒唐無稽に思えるパイロット?親が無理だと言い放った政治家?子供時代の夢を親に話したとき、あなたは親になんて言ってもらいたかったですか?
「おお!デカイ夢だな!やってみろ!応援してるよ!」
「おまえらしい夢だね。おまえならきっとやれるよ、お母さん保証する!」
こんな言葉をかけてもらいたかったのではないですか?なれるかどうかなんて関係ない、無条件で応援してもらいたかったんですよね。では、その言葉を、子供の頃のあなたにかけてあげてください。
繰り返し繰り返し。
繰り返し繰り返し。
あなたの子供のままの心が安心するまで繰り返しかけてあげてください。
子供はそうやって育てるものです。
親の価値観の型にはめたり、コントロールしたりすると、成長をとめてしまうのです。
あなたが親になったなら、どうか同じ事を子供にしないでください。
オレンジリボン運動
市民レベルで出来ること、こんな運動に参加してみるのも一案。
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